今日はパンに入れる砂糖について
お話したいと思います。
パンのレシピって
小麦粉250g、砂糖20g、塩3g…みたいに
書かれていますよね!?
なんで砂糖入れるの?
食パンってそんなに甘くないし
(高級食パン除く)
別に省略してもいいんじゃない?
って思いませんか?
実は甘くするだけが目的じゃないんです。
3つに分けてお話ししますね。
①酵母にも餌が必要
人間もお腹空いたら力でないですよね。
アンパンマンみたいに
へなへな~ってなりませんか?
私だけ?笑
酵母にもご飯(餌)が必要なんですね。
厳密に言うと、小麦粉に含まれるでんぷんが
酵素により糖に分解されて、それも餌になるので
砂糖入れなくても
全く発酵しないわけではないです。
でも砂糖が含まれている方が
早く安定して発酵できます。
パンの発酵は
糖が分解されてできる炭酸ガスが
生地を膨らませるので
糖分は炭酸ガスの発生力に
影響があるってことなんですね~。
分かりやすく言うと砂糖を入れると
パンを膨らませるパワーが増える
って感じ!!
かと言って入れ過ぎには
注意が必要なんですが
話が脱線しそうなので
そのことはまた別記事にしたいと思います。
②きれいな焼き色がつくこと
糖分が高温になると
メイラード反応、カラメル化が起きます。
それによってパンに
きれいな焼き色がつきます。
メイラード反応が起きると
風味や味、香りが良くなっていい事尽くし!
パンが焼けるときって
すごくいい香りがしますよね♪
お店で「焼きたてです~!」って言われると
匂いにつられて
ついつい買ってしまう人も多いのでは!?
それはメイラード反応の効果ですね!!
③次の日になってもパンがしっとりしている
お砂糖って保水性
(水分を吸収して保持する性質)
があるんです。
水分を適度に閉じ込めて
時間が経ってもパンが固くなりにくく、
ふんわりしっとりした食感を
維持できるんです。
パンに砂糖を入れるのは
ただ甘くする目的だけじゃなくて
いくつもの理由があるんですね。
どんなパンが作りたいかによって
どんな配合にするか
考えてみると面白いですよ♪